借り上げ住宅制度とは?
保育士の労働環境改善政策に伴い、いち早く取り組みがスタートしたのが、借り上げ住宅制度です。
こちらの借り上げ住宅制度では、認可保育所や認証保育園、小規模保育所などを中心に、各種特定の保育施設が、マンションなどを借り上げて、社宅や寮にする場合、その際の費用を補助する制度になります。
借り上げ後、そのマンションに住む保育士に対してもこの制度は適用され、多い所で、月額8万円以上もの家賃補助が受けられるという、画期的制度です。
勤め先などによってもこの借り上げ住宅制度の内容は異なりますので、家賃補助の内容などは異なります。
特定の借り上げ住宅に住んだ方を対象に、補助制度を受けられる事がほとんどですが、住宅手当の対象となるのは独身者のみとしている場合もありますので、注意が必要です。
それぞれ保育所によっても、規定が全く異なりますので、家賃補助を受ける場合は必ず事前に確認をしておきましょう。
各区が行っている取り組み
借り上げ住宅制度を設けている区の中でも特に人気が高い区として知られているのが、世田谷区です。
世田谷区では単身者のみならず、ファミリー層なども利用が可能ですので、様々なライフスタイルに合わせても利用可能と言えるでしょう。
勿論施設によっても、利用条件や家族用件、補助内容が異なりますので事前に確認が必要ですが、他の区と比べると、非常に条件が良いのが特徴と言えます。
また、これに加えて足立区の場合、奨学金の返済を足立区がしてくれるという、異例の制度もあるのが特徴です。
足立区で保育士として一定期間働くなど、必要な条件はありますが、保育士志望の新卒学生にとっては、非常に有り難い話と言えるでしょう。
家賃補助と組み合わせると、最初の段階でそこまで負担となる事も無く、仕事に集中出来る環境を整えやすいのが特徴です。
そして港区の場合、区内在住の保育士の場合、特定の条件を満たしている方に限って、家賃補助11万2千円まで出るケースもあるでしょう。
他の区と比べて不公平が生じてしまうため、8万2千円を上限としている所も多いですが、中にはこうした異例中の異例の補助金額を設けている所も有りますので、色々と調べて見ることがおすすめです。
港区の場合は他にも、ファミリーや同棲でも補助制度が受けられる場合もありますので、こちらも確認することをおすすめします。
区によってもこのように、様々な制度の違いがありますので、それぞれ比較をしてみると良いでしょう。