公立保育園と私立保育園は給与が違う
保育園と一口に言っても、大きく分けて、公立保育園と、私立保育園の二カ所が挙げられます。
公立保育園の場合は国や自治体が運営している保育園、私立保育園の場合は、民間、個人が運営している保育園ですので、様々な部分に違いがあるでしょう。
運営団体が全く異なりますので、当然、給与面にも大きな差があります。
公立保育園の場合は平均月収30万円前後に対し、私立保育園の場合は平均月収、22万円前後です。
こちらは保育園によっても異なりますが、平均月収の部分だけを見ると、公立保育園の方がやはり給与面は恵まれていると言えるでしょう。
それもそのはず、公立保育園の場合は、自治体が運営している事もあり、地方公務員と同じ扱いになります。
その為地方自治体が実地している採用試験に合格をせねばならず、保育資格必須、または、保育資格取得見込みがある方のみが、試験資格があるのです。
更に、採用年齢の制限が設けられており、30歳、または35歳までの保育士で無ければならないと明記されています。
給与面が非常に安定することもあり、公立保育士を目指す方は少なくありません。
ですが、最初の段階でつまずく場合も多く、採用試験の途中で挫折をしてしまう方も多いでしょう。
倍率も非常に高いため、例え試験をクリアしたとしても、志望している保育園に入れないというケースも少なくありません。
公立保育園は異動も有り
公立保育園は民間保育園とは異なり、異動もあるのが特徴です。
同じ自治体が運営する公立保育園へ、定期的に異動が行われる為、ある程度の地位にならないと、安定した場所に通えないでしょう。
色々な現場経験を積ませる為にも、特に新卒採用の異動が非常に多く、異動の際の引越しなどの負担もある事から、働き始めても挫折をする方が少なくありません。
もちろん私立保育園によっては、同じ経営者が運営する保育園に、ヘルプで向かうというような事もあります。
ですが公立保育園と違って、お断りをする事も出来ますので、何かと融通が利きやすいでしょう。
また私立保育園の場合は、公立保育園とは違って、園長の考え方を中心に運営が行われていますので、採用年齢、採用面接の内容も、公立に比べて優しいところがほとんどです。
勿論園によっても異なりますが、公立保育園試験に不合格した方が、私立保育園の試験に合格し、私立保育園で働き始めるというケースも多いでしょう。